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不正アクセス

ネットワーク経由で権限なくログインや操作を行う禁止行為です。

用語解説

不正アクセス(不正侵入)とは

不正アクセスとは、アクセスする権限がない人が、他人のコンピュータやネットワークに対して、許可なく侵入したり利用したりする行為です。

日本では不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)で禁止されており、違反した場合は刑事罰の対象になります。

不正アクセスに当たりやすい条件

不正アクセスとして問題になりやすい点は、次の2つです。

  • 正当な権限がないこと

  • 本人確認やアクセス制限を不正に通過していること

典型的な不正アクセスの例

  • 他人のIDとパスワードを盗んでログインする。

  • 推測や総当たりでパスワードを破ってログインする。

  • 脆弱性を突いて管理者権限を得る。

  • アクセス権限がないのに、設定不備を利用して閲覧や変更を行う。

不正アクセス禁止法で禁止されている行為

不正アクセス禁止法では、侵入そのものだけでなく、侵入に使う情報の取得や提供なども禁止されています。

禁止行為 具体的な内容
不正アクセス行為 他人のIDやパスワードを無断で使用してログインする行為、セキュリティ上の欠陥を悪用して侵入する行為
不正アクセスを助長する行為 他人のIDやパスワードを本人に無断で第三者へ提供する行為
他人の識別符号の不正取得 不正アクセスに使う目的で他人のIDやパスワードなどを取得する行為
他人の識別符号の不正保管 不正アクセスに使う目的で他人のIDやパスワードなどを保管する行為
フィッシング行為 正規のWebサイトに見せかけた偽サイトなどでIDやパスワードを入力させて盗み取る行為

識別符号とは

不正アクセス禁止法では、本人確認(認証)に使う情報を識別符号と呼びます。

識別符号に含まれるものの例です。

  • IDとパスワードの組み合わせ

  • 指紋や虹彩などの生体認証情報

  • ICカードなどに記録された認証情報

不正アクセスの代表的な手口

手口 説明
パスワードクラッキング 総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)や辞書攻撃などでパスワードを推測、解読する手口
フィッシング 偽のメールや偽サイトでIDやパスワードを入力させて盗み取る手口
ソーシャルエンジニアリング 電話や会話などで認証情報を聞き出すなど、人の行動を利用する手口
脆弱性の悪用 ソフトウェアや設定の不備などの弱点を利用して侵入する手口
パスワードリスト攻撃 他サービスから漏えいしたIDとパスワードの組み合わせを使ってログインを試す手口

理解のポイント

  • 不正アクセス禁止法では、実際の侵入だけでなく、識別符号の不正取得、不正保管、不正提供なども処罰の対象です。

  • 不正アクセス禁止法は、ネットワークを通じた行為を対象とするのが原則です。端末を直接操作する行為は、この法律の対象外とされる可能性がありますが、別の法律で処罰の対象になる可能性があります。

  • フィッシング行為自体も不正アクセス禁止法で禁止されています。偽サイトを用意した段階でも違法となる場合があります。

  • 被害者は個人だけでなく企業も含まれます。企業ではアクセス権限管理、認証情報の管理、脆弱性対策などが重要です。

発展知識

関連用語

用語 概要
不正アクセス禁止法 不正アクセス行為やその助長行為などを禁止、処罰する法律
フィッシング 偽のメールやWebサイトでIDやパスワードを盗み取る手口
ソーシャルエンジニアリング 人の行動を利用して情報を入手する手口
ブルートフォース攻撃 パスワードの全パターンを試す総当たり攻撃
パスワードリスト攻撃 漏えいしたIDとパスワードの組み合わせを使ったログインの試行
脆弱性 ソフトウェアやシステムにある弱点や欠陥
ファイアウォール 通信を監視し不正な通信を遮断する仕組み
個人情報保護法 個人情報の取扱いに関する法律
サイバー犯罪 コンピュータやネットワークを利用した犯罪の総称