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DDoS攻撃

多数の端末から大量通信を送り、サービスを利用不能にする攻撃です。

用語解説

DDoS攻撃とは

DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack)は、分散型サービス拒否攻撃と呼ばれます。

多数の端末から同時に大量の通信を発生させ、サーバーやネットワークに過剰な負荷をかけて、正規利用者がサービスを利用できない状態にする攻撃です。

目的と発生する現象

目的は、機密情報の取得ではなく、サービスを利用しにくくすることです。

発生しやすい現象は次のとおりです。

  • Webサイトが表示されない、または極端に遅いです。

  • APIがタイムアウトして処理できないです。

  • メールやDNSなどのネットワークサービスが応答しないです。

DDos攻撃の仕組み

  1. 攻撃者がマルウェアを拡散します。

  2. 感染した端末がボットになり、ボットネットが形成されます。

  3. 攻撃者がC&Cサーバなどから指令を出します。

  4. 多数のボットが標的に大量の通信を送り、処理能力や回線容量を圧迫します。

  5. 結果として、正規の利用者がサービスを利用できなくなります。

DoS攻撃との違い

項目 DoS攻撃 DDoS攻撃
攻撃元の数 1台のコンピュータ 多数のコンピュータ
攻撃の規模 比較的小さい 大きくなりやすい
対策の難しさ 攻撃元の特定と遮断をしやすい 攻撃元が分散し特定と遮断が難しい
正式名称 Denial of Service attack Distributed Denial of Service attack

試験では、DoS攻撃は単一の攻撃元、DDoS攻撃は多数の攻撃元、という区別が要点になります。

DDos攻撃の主な種類(例)

種類 概要 主な影響
帯域消費型 大量通信で回線の通信容量を埋めます。 回線が混雑し通信できなくなります。
サーバ資源消費型 CPU、メモリ、同時接続数などを消費させます。 サーバ処理が遅くなり応答しにくくなります。
アプリケーション層攻撃 処理が重い要求を大量に送ります。 Webアプリの応答が遅くなります。

理解のポイント

  • 多数の端末からの大量通信により、サービス提供を妨害する攻撃です。

  • 機密情報の窃取よりも、利用不能にすることが主目的とされます。

  • 攻撃元が分散しているため、特定の送信元だけを遮断する方法では止めにくい点が重要です。

  • アクセス集中(人気や障害時のアクセス増加)と似た状態になるため、DDoS攻撃の通信だけを見分けて止めることが難しいとされます。

発展知識

関連用語

用語 概要
DoS攻撃 1台の端末から大量の通信を送り、サービスを利用不能にする攻撃です。
ボット マルウェアに感染し、外部から指令を受けて動作する端末です。
ボットネット 多数のボットで構成されたネットワークです。
マルウェア 悪意のあるソフトウェアの総称です。
踏み台 攻撃の経路や送信元として悪用される第三者の端末です。
C&Cサーバ ボットに指令を送るために攻撃者が用いるサーバです。
ランサムDDoS DDoS攻撃を止めることと引き換えに金銭を要求する手口です。