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完全性

完全性(Integrity)とは、情報セキュリティの3要素(CIA)の1つで、情報が欠けておらず正確な状態に保たれていることを指します。

用語解説

完全性とは

完全性(Integrity)とは、情報セキュリティの3要素(CIA)の1つで、情報が欠けておらず正確な状態に保たれていることを指します。

また、許可されていない改ざんや破壊が行われていないこと、行われた場合に検知できることも含まれます。

情報セキュリティの3要素(CIA)

要素 英語 意味
機密性 Confidentiality 許可された人だけが情報にアクセスできることです。
完全性 Integrity 情報が正確であり、改ざんや欠損がないことです。
可用性 Availability 必要なときにシステムや情報を利用できることです。

完全性で守る対象

完全性では、次の点が保たれていることが重要です。

  • データの内容が正しいこと(誤りがないこと)

  • データが欠けていないこと(必要な項目や記録が揃っていること)

  • 許可されていない変更がないこと(改ざんや破壊がないこと)

機密性、可用性との違い

観点 何を守るか
機密性 見られないことです。 閲覧権限のない人が顧客情報を見られないようにします。
完全性 正しい内容のままであることです。 注文金額が勝手に書き換えられないようにします。
可用性 使えることです。 障害が起きてもシステムが停止しないようにします。

完全性を保つ代表的な方法

ハッシュ関数

  • データから要約値(ハッシュ値)を作り、受信側でも同じ計算をして一致を確認します。

  • 改ざんがあるとハッシュ値が一致しないため、改ざんを検知できます。

メッセージ認証コード(MAC)

  • 共有鍵を用いてMAC値を作成し、改ざんを検知します。

電子署名

  • 改ざん検知に加えて、署名者本人が作成したことの確認(否認防止)にも使われます。

アクセス制御と変更管理

  • 不正な変更を防ぐために権限を制限します。

  • 変更手順と変更記録(履歴)を残します。

理解のポイント

  • 完全性は、情報が正しいまま保たれる性質です。

  • 機密性は見せないこと、可用性は必要時に使えることです。

  • 改ざんや欠落の検知では、ハッシュ関数や電子署名が代表例です。

  • データ品質では、必要項目が揃っている意味でも使われます。

発展知識

関連用語

用語 概要
機密性(Confidentiality) 許可された人だけが情報にアクセスできる状態を保つことです。
可用性(Availability) 必要なときに情報やシステムを利用できる状態を保つことです。
デジタル署名 改ざん検知と送信者の確認に使われる暗号技術です。
ハッシュ関数 任意のデータから固定長のハッシュ値を生成する関数です。
改ざん検知 データが不正に変更されたことを発見する仕組みの総称です。
真正性 情報や発信元が本物であることを確認できる性質です。
否認防止 あとから行為を否定できないようにする性質です。